秋山先生の海外レポート~ハワイ編~
アビオンの‘クールダンディ’こと秋山先生の海外レポート、今回は‘ハワイ編’です
-ハワイは優等生!?–
ベストシーズンの6月、28年振りにハワイを訪れた。
関西からのLCC(スクート・エアアジアX)就航でより身近になったハワイだが、ホテルと物価の高さには驚かされる。日本食ブームとはいえど、世界からの観光客が早朝より手頃な「食」を求めクヒオ通りの「丸亀うどん」に長蛇の列、なぜか私には滑稽に見えた。(笑)
とは言え、多様な素材を有し、日本語が通じる数少ない観光地で治安も比較的安定、多彩な食のバリエーションなど、万人受けする優等生、ハワイ。長年にわたり、日本人海外旅行のトップデスティネーションとして高い人気を誇るその魅力は今も健在である。
日本航空(JAL)は1964年の海外旅行自由化とともにこのハワイをプロモート、マーケットをリードしてきが、この牙城に来春、全日空(ANA)がエアバス380を導入、攻勢をかける。ANAは海外初となる上級顧客向けラウンジをダニエル・K・イノウエ国際空港に開設予定、座席供給でもJALを上回り強い意気込みを感じる。一方JALはハワイアン航空(HAL)との連合で死守、迎え撃つこととなるが、どちらに軍配があがるか業界人のみならずその結末が気になるところだ
旅を愛する者として、常に懐に優しい「理想の楽園ハワイ」を期待しつつ、あらためて「海外旅行はハワイで始まりハワイで終わる・・・」という言葉を自身で悟り確認した旅でもあった